2015.06.05

SAKEROCK

先日はSAKEROCKの解散ライブ「ARIGATO!」にお越しいただいた皆様
インターネットで見ていただいた皆様。本当にありがとうございます。
2日経って皆さんにお礼したいと
言葉にしようと思うんですが、なんかしっくりくる言葉を見つけられず
時間が経つとじわじわと、感謝や感慨が押し寄せてきたり
そうなると、なんかまたうわっついた言葉になってしまったり。

なので、今まだ感覚が残っているうちに
その時に感じた事だけ

不思議だったのが5人で向かい合って演奏している時
自分がどんな場所にいて、なにを弾いているとか、どんな音楽だとか、こんな風に演奏したいとか、全く意識しなくなって
ただただ、4人の顔を見ては、なにも言葉を交わさず
でも、5人でひたすら語り合っているような

音楽をしているのに音が無くて
源くんの顔。ハマケンの顔。大地くんの顔。卓史くんの顔を見てほっとする様な感覚。

今思うと本当に不思議で、なるべく感傷に浸りたくないし
今までSAKEROCKをやっていた時と同じ様に演奏をしたいと思う様にしていたのに
全く思いもよらないオカルトみたいな世界になっちゃって
すげぇな音楽って。かっこいいなって。
そこにsakerockの4人がいる事が頼もしくて、嬉しくて。本当に一言で安心なんだろうな。

安心できるからこそ、いける世界があって、どこまでいっても大丈夫な気持ちになるんだね。
そんな不思議体験な変な話になっちゃったけど

こんな音楽しよう
とか、ああしよう、こうしよう、伝えたい、発したい
が、いつのまにか発散できたはずのエネルギーを抑制してしまう事があって
方法は色々あるとおもうけど
色々あるが故に、みんな悩んでは、ぶつかってはの繰り返しで

そういう事って半ば精神論の様な気持ちで、でもやり続ける他なくて
やり続けた先に、実はすでに別の形の大切なもの、手に入れてたのよ。
みたいなオチの筋書きを、どっかで考えていて

SAKEROCKの到達点、最高の締めくくりだったんだけど
あー、これからまた価値観変わっちゃうなー。って変な不安。

いや、最高に楽しみな不安!
またじっくりゆっくりがっぷりと積み上げていく。
その先はまだ見えてないけど、それこそ、大丈夫。SAKEROCKがあるんだから!

本当に、両国まで足を運んでくれた皆様
配信で見てくれた皆様
今までにSAKEROCKと関わってくれた本当に多くの皆様
愛でサケロックを支えてくれた多くのスタッフの皆様
5人があんなに輝ける場所に連れて行ってくれたカクバリズムの皆様
そして、角張渉

SAKEROCKの5人の中の1人として
個人的な感謝を伝えさせていただきます。
本当にありがとう。

SAKEROCK 田中馨